「抜け感」を大切にした開放的な空間づくりが特徴の事例です。
この土地は大きな高低差があり、駅からも遠い立地条件でしたが、“土地の持つ個性”を最大限に活かす設計として、スキップフロア（※）を採用し、コスト面とデザイン面のバランスを取りながら仕上げました。（※スキップフロア：建築物の内部で床の高さをずらし、異なるレベルのフロアを段差や短い階段でつなぐ設計手法です。）

外構（エクステリア）の専門家であるオーナー様のこだわりを尊重しつつ、建物全体としては「シンプルかつ美しいデザイン」を崩さないように調整しました。特に内装面では、木材の自然な風合いを活かしながら「天井や梁の色味を統一する」ことにもこだわりました。木材はそれぞれ異なる色味や木目、節の表情を持つため、安易にペイントで整えるのではなく、サンプルを厳選し、素材本来の美しさを活かしています。また、一部の節は目のように見えて「見られている気がする」と感じられる方もいるため、そうした節の少ない素材を選ぶことで、空間全体に落ち着きと心地よさをもたらしました。細部まで丁寧に取り組んだこの住まいは、オーナー様にとって心地よい理想の住環境になったと感じています。この事例では、土地探しから設計施工まで一貫してサポートさせていただきました。

平地でなくとも、高低差や変形地のある土地でも“あきらめずに”理想を形にするノウハウがcaseIT（ケースイット）にはあります。また、外構やインテリアなど細部へのこだわりをお持ちの方にも、プロの視点で柔軟に提案し、ご満足いただけるよう対応いたします。もし理想の住まいやオフィスづくりをご検討中でしたら、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に理想を形にする第一歩を踏み出しましょう。